〔学名〕Ganoderma lucidum　（キノコ類）
〔和名〕マンネンタケ（サルノコシカケ科、坦子菌類）

霊芝は学名をマンネンダケといい、サルノコシカケ科に属する担子菌類（キノコ類）の一種で、湿気のある山林などに自生していますが、 稀少でたいへん貴重なものとされていました。昭和12年に京都大学農学部逸見武雄教授が実験的に霊芝の人口栽培を試み、そして、同大学の食糧科学研究所技官の直井幸雄氏によって、更にその研究を進めて世界ではじめて、霊芝の人口栽培による量産に成功したのです。これらの成功は、古く王侯貴族しか口にすることのできなかった貴重品とされる「霊芝」が、はじめて私たちの身近なものとなり、その恩恵に預かる事ができるようになったのです。又、人工栽培による量産は研究者たちの元に霊芝を容易にもたらす事になり、成分等の解明にも寄与する事になりました。長い歴史の中で、より品質の高い商品化の製造方法も大きく様変わりを遂げてきました。